青カビが生えているブルーチーズは世界に数百種類存在しますが、その中でも「世界三大ブルーチーズ」と呼ばれている3種類のチーズがあるって知っていましたか?
それは、フランスの「ロックフォール」、イタリアの「ゴルゴンゾーラ」、イギリスの「スティルトン」です。
この3種類を押さえておくだけでチーズに詳しいね!と言われることもしばしばあるので、この三大ブルーチーズについてご紹介してきます!
ブルーチーズってなに?
チーズをあまり食べない方や、興味ない方はそもそもブルーチーズって何?って感じだと思います。
私もチーズに興味がなかったときは、チーズに様々な種類があることも知りませんでした。
ひとまず、青カビチーズとは、牛乳から水分を抜いてチーズの元を作って、そのチーズの元に青カビを繁殖させたチーズのことです!
青カビが生えることによって乳脂肪が分解されて独特の風味や、味を生み出しているんですよ。
青カビって食べられるの?大丈夫?
問題なく食べることができます!
なぜか?
チーズに繁殖している青カビはパンなどにも生える青カビなのですが、熟成段階で青カビは無毒化されて人体には無害です。
ですので気にせず食べちゃいましょう!
ただ、他の食品についた青カビなどは無毒化されていないのでその部分を切り落としたり、食べることを避けたほうが良いと思います!
そもそも世界三大ブルーチーズってなに?

実はこの世界三大ブルーチーズは、日本が勝手に決めて分類しているので、海外に行って「世界三大ブルーチーズってどのチーズですか?」など聞かないように!
日本人が多く来るチーズ店などでは伝わるかもしれませんが、ほぼ伝わらないと思うのでご注意ください!
世界三大ブルーチーズは誰が決めたの?
ではこの世界三大ブルーチーズって誰が決めたのか気になりますよね。
チーズプロフェッショナル協会のある記事にこんな記述がありました。
日本でこのチーズのランク付けを最初にいったのは誰だろう。いろいろ調べてみると1993年に発行された「チーズ図鑑:文芸春秋編」のロックフォールの項に書かれていました。
https://www.cheese-professional.com/article/column/detail.php?KIJI_ID=1350
この本は日本初の本格的なチーズ図鑑だから、これが「世界三大ブルー」なるランク付けを広めた震源地かも知れません。
https://www.cheese-professional.com/article/column/detail.php?KIJI_ID=1350

著者が主観で定義しちゃったら、そのまま日本の常識になっちゃったって感じでしょうか
世界三大ブルーチーズそれぞれの特徴
それぞれ作られているミルクの種類や、作られている地域の風土が違うため、同じブルーチーズでも驚くほど特徴の異なる3種類のチーズです。
それぞれのチーズを簡単ではありますが、特徴をご説明しています!



興味が出たかたは、別の記事で詳しく書いているのでぜひ見てみてください。
ロックフォール


世界三大ブルーチーズの中では最古の約2000年前ごろから作られているといわれているチーズ。
原産国はフランスで、三大ーズの中ではロックフォールのみ、羊のミルクを使って作られています。
また、羊乳を使って作っているため、ねっとり濃厚でうまみが強くクセが強いことから、食べる人を結構選ぶチーズかなと思います。


ゴルゴンゾーラ


ややこしいことに「ゴルゴンゾーラ・ドルチェ」と「ゴルゴンゾーラ・ピカンテ」という2種類あるチーズ。
ゴルゴンゾーラ・ドルチェは青カビの繁殖が少ないので、ねっとりとした舌触りとミルクのコクが特徴です。
ゴルゴンゾーラ・ピカンテは、青カビの繁殖量が多いのでピリッと辛く濃く深い味わいが特徴です。
2つのチーズは全く別のチーズと言っていいほど特徴が異なるので、ブルーチーズを食べ慣れていない方はゴルゴンゾーラ・ドルチェから試して食べてみてください!


スティルトン


日本ではまだまだ知名度が低いチーズ。
食べてみるとブルーチーズとは思えない味なんですよ。
どちらかというとハードやセミハードのような味わいもあって、ローストされたような、ホックりした味わいが特徴です。
なので、ブルーチーズ特有のピリッと舌を刺激する感じなどもありません。
1番の特徴は、SNSでもたびたび人気になっている「変な夢を見る」ことでしょうか?



どんな夢を見て、なんで変な夢を見るか気になりました?
是非下の記事を見てみてください!


さいごに
ここまで日本で称されている「世界三大ブルーチーズ」についてご紹介をしてきました。
実際、ブルーチーズは数百・数千という膨大な種類があるので、まずはこの3種類を押さえてから、他のブルーチーズに挑戦してみてはいかがでしょうか?