廃校を改装し、チーズの製造販売をスタートさせたのぼりべつ酪農館。
登別という地域は昔から酪農がとても盛んで、日本でもトップクラスの乳質を誇る牛乳が作られているのだそう。
そんな日本でも超高品質な原料の牛乳を使用した真っ白お山のネージュをご紹介していきます!
ネージュの特徴
チーズの名前 | ネージュ(Neige) |
チーズの分類 | 白カビタイプ |
原料乳 | 牛乳 |
内容量 | 100g |
産地 | 北海道登別市札内町73-3 のぼりべつ酪農館 |
上が切り取られていますが、すごくきれいな三角錐!
こんな形のチーズってほとんどないんじゃないかな?
フランス生まれのヴァランセってチーズみたい
真っ白な白カビで覆われていて、触るとふっさふさ!
慣れていない人からするとギョッとするようなビジュアルですが、安心してください。
意図的に白カビを繁殖させているので体に悪影響はありませんし、チーズを熟成させてくれるいいヤツなんです。
また、チーズの上にちりばめられている赤・緑・黄・茶といった細かな粒は全て香辛料!
見た目の華やかさからこれからのクリスマスシーズンにぴったりです。
画像にあるチーズの真ん中を手で触ってしまったため、指の跡が付くくらいふさふさな表面!
ネージュの意味
名前の意味を調べてみたのですが、おそらくフランス語で「雪」を示すneigeが元になっているんだと思います。
名前の由来もおしゃれ!これからの季節、部屋に飾りたい!
これはチーズなので本当に飾っちゃだめですよ…?
日本でもトップクラスの乳質ってどういうこと?
牛から搾られたミルクのことを生乳と言いますが、その生乳を加熱殺菌等をすると牛乳となります。
日本で一般的に販売のある牛乳の加熱殺菌方法は「超高温殺菌(UHT:Ultra Hight Temperature)」を用いることがほとんどです。
UHTを用いるとたんぱく質などを含む牛乳の性質が変化してしまいます。
そのため、のぼりべつ酪農館で製造されるチーズには「低温保持殺菌(LTLT:Low Temperature Long Time)」された牛乳を使用しており、搾りたてに近い牛乳を使っているわけです。
ネージュを食べてみての感想
このチーズは購入してからすぐ食べるのと、冷蔵庫で1週間程度熟成させてから食べるのでは大きく変わるチーズだと思います。
今回は購入してすぐ食べたので、その時の感想をお伝えします。
チーズは乳酸菌やカビ・酵母といった微生物が生きていて、常に作用しあっています。
そのため購入時期・保存温度によってチーズの風味や食感なども大きく変わります。
カットしてみるときれいな断面です。
表皮はすごくしっかりしていて、表皮近くのチーズは柔らか。中心に近づくと若いチーズのようなぽろぽろした見た目です。
香りは穏やかなカマンベールチーズのような香りと、にんにくやハーブといったハーブ・スパイスの香りもします。
肝心の味はというと…
口に入れた瞬間スパイスが香ってきて日本酒・ワインとの相性抜群です!
後からカマンベールチーズに似たミルクの味わいと、ミルキーさも。
過熟したものは表皮のクセが強くなってしまうと思うので、もったいないですが表皮は取り除いて食べてみてください!
ちなみに、表皮をバーナーやオーブンなどで加熱すると穏やかになって食べやすくなりますよ。
おすすめの食べた方
見た目がリッチなこのチーズ。できればまずそのまま食べてみてください。
料理などで活用したい場合は、ふかしたじゃがいもなどの野菜の上に、カットしたネージュを乗せオーブンで焼いてみてください!
ハーブの味が強いのでシチューやグラタンの上に乗せてもGoodです!
ネージュを食べるなら…
ネージュは売り切れの場合が多く、もしかしたら公式サイトの問い合わせから聞いていただくと受注生産をしてくれるかも。
投稿日現在、ネージュはラインナップとして入っていませんでしたが、ふるさと納税でも当工房のチーズを手に入れられるのでお勧めです。
今回購入したお店
公式サイトでは直接購入もできるため、遠方の方はそちらで購入をおすすめします。
今回ネージュをご紹介しましたが、他にも「のむフロマージュ」はとても人気ですぐ売り切れるそうなので、要チェックです!
工房名 | のぼりべつ酪農館 |
住所 | 〒059-0461 北海道登別市札内町73-3 |
営業時間 | 10:00~16:00 |
定休日 | 無休 |
電話番号 | 0143-85-3184(平日10:00~16:00) |
駐車場 | あり |
ホームページ | http://www.rakunoukan.com/ |