チーズにはウォッシュタイプという塩水などでチーズを洗う種類がありますが、その中には日本酒で洗ったチーズもあり、日本酒が香っておいしいですよね!
今回ご紹介する黄昏富士は、その洗いの工程を踏んでいないハードタイプのチーズです。
ただ、1カ月もの間日本酒に漬け込んだことによって、日本酒で洗ったウォッシュチーズを寄せ付けないほど、チーズ好き・日本酒好き垂涎ものの逸品になっています!
使用されている日本酒も、新利根チーズ工房さんが店舗を構える茨城県産というこだわり。
日本酒好きの方がこの記事のすべてを読んだら食べたくなること間違いなし!
黄昏富士の特徴
チーズの名前 | 黄昏富士 |
チーズの分類 | ハードタイプ |
原料乳 | 牛乳 |
内容量 | 70g |
産地 | 茨城県稲敷市 新利根チーズ工房 |
2021年に商品化されたばかりの比較的新しいチーズで、真空パックで販売されていました。
開封すると日本酒の香りがする甘酒のような粘度のあるの液体が多く入っています!
パッキング中も漬けようということでしょうか?
表皮はウォッシュタイプのように薄いオレンジ色をしており、所々うまみ成分が析出したような白い粒粒が見受けられます。
サイズは思ったよりも小さく、70グラム程度で、6か月熟成させたハードチーズを日本酒に1か月程度付け込んでいるそうです。
漬け込んでいる日本酒について
黄昏富士を漬け込んでいる日本酒も面白く、新利根チーズ工房さんと同じ茨城県にある山中酒造さんの「一人娘」というお酒を使っています。
食べるときはぜひこの日本酒と合わせて食べてみてください
一人娘は、茨城県内の酒店や道の駅でも購入することができますよー
他にも、山中酒造さんの酒粕を牛の飼料として与えているそうな。
黄昏富士の由来
名前を付けた際のエピソードが多くあり、その一部をご紹介します。
まずは同工房の、暁富士というチーズ名の由来を知ってからでないと、このチーズの由来はわからないかな?と思います!
新利根チーズ工房さんの公式には下のように書いてありました。
暁富士チーズ
冬の良く晴れた日の早朝、あるいは夕方になると、その流れの遥か彼方に富士山のシルエットを望むことができる。日本一高い山である富士山、その山頂は「ゴール地点」としての比喩に用いられることがあり、新利根川の流れの遥か向こうにそびえる富士山という景色は、なおさらそのイメージを強くしている。
多くのチーズ生産者にとってハードチーズを手掛けることは憧れであり、チーズ工房を営む者なら一度は夢見るものである。
それまではチーズ生産者として努力することを止めない、という誓いを込めて「暁富士」と名付けた。
黄昏富士チーズ
暁富士チーズの兄弟商品とも言うべき日本酒漬けの方は、酒飲みだったら夕方だろうということで「黄昏富士」と名付けた。
一つ一つのチーズにエピソードがあってとても面白いですよね~!
黄昏富士を食べてみての感想
ふわ~~っと抜ける日本酒の香りと、口いっぱいに日本酒のうまみ・ハードチーズのうまみが襲ってきます。
これは日本酒好きにはたまらないですよーーーっ!
お酒の中で日本酒が1番好きなのでたくさん食べたい…
塩味が強く、その中にミルクの甘みでしょうか?優しい甘みも感じることができます。
味が濃いチーズなので、他の食品や飲み物と合わせたほうが食べやすく、飽きにくいなと感じました!
日本酒を飲める方であれば、ぜひ山中酒造店さんの日本酒「一人娘」と合わせていただきたいです。
初めは、粘度の高い液体と一緒にチーズが出てきたのでどうなるかと思いきや、食べやすいし、日本酒好きな私たちには最高なチーズでした。
うまみの余韻も長く、とても満足感のあるチーズだと思います。
日本酒の香り・味はしますが、アルコール分は感じませんでした。
黄昏富士の食べ方
ハードチーズといえば、そのまま食べて熟成濃縮されたうまみを味わうのがおすすめ。
もともとハードチーズは、チーズの中で日本酒との相性が良いと言われている種類でもあるんですよ!
ただこの黄昏富士は少ししょっぱく感じたり、日本酒の風味が強いので、あえて日本酒の肴と合わせて食べても面白いと思います。
- まずはそのまま食べる
- 普段日本酒と合わせて食べている食材と一緒にそのまま食べる
- 日本酒と合わせる(購入出来たら、山中酒造さんの一人娘がおすすめ)
- 和食の副菜として
当然好みもありますし、この限りではありません。
ワインや生ビール・発酵が進んでいるお茶とも相性が良いと感じました!
黄昏富士を購入するなら…
全種類のチーズが置いてあるので、店舗で直接購入がおすすめ!
ページの1番下に住所など記載しました。
店舗やその他販売所に行けない!という方は…
(店舗HPご参照ください)
- 店舗に電話
- Facebookページへのメッセージ
チーズ工房情報
川沿いの牧場内にある小さなチーズ工房。
工房名 | 新利根チーズ工房 |
住所 | 〒300-0616 茨城県稲敷市東大沼うし新田1510-6(カーナビ入力時には稲敷市市崎2381) |
営業時間 | 金・土・日・祝日の12:30〜16:00(毎月Facebookで定休日・営業時間の記載あり) |
定休日 | 月・火・水・木(毎月Facebookで定休日・営業時間の記載あり) |
電話番号 | 0299-94-3004 |
駐車場 | あり |
ホームページ | 公式HP: https://shintone-cheese.com/ facebook: https://www.facebook.com/attya.nishiyama |