【ミルク本来の味を楽しむ】フレッシュタイプの特徴と、おすすめの食べ方【フレッシュチーズ】

目次

フレッシュタイプのチーズ特徴って?

レストランや、牧場なんかで食べられるところが多いので馴染み深いチーズです。
純白でミルクそのものの色をしていて、水分たっぷり。ミルクそのものの風味・香りが味わいが特徴のチーズです。
水分が多いためとても柔らかく、種類によってはプリッと歯ごたえがあるもの・ペースト状のものがあります。

定義としては、熟成させないチーズのことをフレッシュチーズといいます。

ミルクをただ固めただけのものヨーグルト
ヨーグルトから水分を抜くとフレッシュチーズになります!

他タイプのチーズであれば、うまみや深みが増すのであえて時間を経過させ、熟成をさせてから食べます。
フレッシュタイプは真逆で、作りたてをいただくとミルクのみずみずしさや風味などを味わえるため、このチーズの良さを知ることができます。

MARI

ミルクを感じるには鮮度が命!

少し異なる製法(パスタフィラータ・乳清チーズ)

フレッシュチーズの中でも少し製造方法が特殊なチーズがあります。

それがパスタフィラータや、乳清チーズと呼ばれるものになります。

パスタフィラータ

パスタフィラータの特徴は、チーズを練るということです。
乳を凝固させた後、チーズの水分を分離させることで、カードというチーズの元になる白い塊が出来上がります。

さらにそのカードを熱湯の中で伸ばして丸めて…という練る作業を繰り返すことで、繊維状になり水分を含みます。
もっちりと弾力のあるチーズが出来上がります。

乳清チーズ(ホエイチーズ)

食品衛生法上では、この作り方はチーズに該当しません。
分類するなら…フレッシュチーズがとても近いのでこちらに記載しています。

ナチュラルチーズを作るときに牛乳の固形物を固めてチーズを作りますが、その時に余る乳清(ホエイ)が原料のチーズです。

乳清を再加熱して、脱水し固めることで乳清チーズが出来上がります。

再加熱時生クリームやミルクをさらに足す場合もあります。

熟成させることはなく、見た目もフレッシュタイプに近いですが、チーズの不要物から作るチーズはチーズではないようです。

フレッシュタイプの歴史

また作り方もミルクから水分を抜き、ミルクを凝固させるだけになるので作り方は単純です。
そのため、紀元前6000年。今から約8000年前から作られている痕跡も残っているほどです!

フレッシュタイプの選び方【購入時】

スーパーなどで購入する時は知識のある店員さんがいるとは限りません。
自分で選べるようにご紹介!

第一に、なるべく白いチーズを選びましょう。
チーズが黄色っぽくなっていたり、少しくすみがかった白色をしていたら新鮮さが失われている可能性が大!

第二に、賞味期限・消費期限からより離れているものを選びましょう。
フレッシュタイプは新鮮さが命。一緒に並んでいる同じチーズと賞味期限を見比べて選んでみましょう。賞味期限から離れているほど新鮮なものが購入できますよ。

フレッシュタイプのおすすめの食べ方

他タイプのチーズと違って、熟成することがないので基本的に味の変化がありません。
ですので、なるべく作りたてをそのまま食べることをおすすめします!
本当にフレッシュなミルクの味を楽しむことができますよ。

生ものなので開封したら早めに食べきりましょう。

フレッシュが故ヨーグルトのような爽やかな酸味のあるフレッシュタイプも多いので、はちみつをかけたり、オリーブオイルをかけてマイルドにするのもGood!

調理をするならピザの上に手で細かくちぎって散らして、オーブンへ!
スーパーで売っている200‐300円程度の安いピザに散らすと、一気に高級ピザになります!

フレッシュタイプの切り方

お好きなように適当にカットしてしまってOKです!

厚くカットした場合はもちもちっとした食感を感じることができ、
薄くカットした場合はミルクの風味をより感じることができます。

また、手で細かくちぎった場合ははちみつやオリーブなどと絡みやすくなりますよ!

フレッシュタイプの保存方法

なるべく入っていたパッケージや容器に入れて保存しましょう。

モッツァレラチーズなどの形のあるチーズは、パッケージに入っていた液体(乳清/ホエー)を捨てずに漬けて保存しましょう。

クリームチーズなどのペースト状のチーズは、なるべく空気と触れないようにラップを密着させて、開封から1週間以内には食べきることをおすすめします。

また、水分の多いフレッシュタイプは冷凍保存をしてしまうと、水分が抜けてしまいます。
解凍したときにパサパサしてしまい美味しさが失われるので、極力冷凍はしないように!

代表的なフレッシュタイプのチーズ

マスカルポーネ

お菓子を作るときに活躍するクリーム状のチーズです。

食べたことがない!というかたも、ティラミスやケーキに使われていることが多いので、意外と食べたことがあるかもしれません。

フレッシュタイプの中でも脂肪分が高く、ミルクのコクが多くあるチーズです。

モッツァレラ

真っ白で真ん丸なチーズです。
パスタフィラータ製法で作られています。
チーズを裂いてみると繊維質なのがわかります。

元々は水牛乳を使われていましたが、水牛では飼育が難しい・乳量が少なく大量生産ができないことから、牛乳製のモッツァレラが多く流通しています。
水牛乳で作られた伝統的なモッツァレラは、モッツァレッラ・ディ・ブーファラと呼ばれ、高価なものとなっています。

リコッタ

おからに水分を少し足したようなポソポソとしたチーズです。
乳清チーズで、厳密(食品衛生法上)にはチーズではありません。

チーズ作りの時に余る乳清から作られているため、脂肪分がとても少なくさっぱりとしており、ミルクのみの甘さを味わうことができます。

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